義鶴の鉄扇ブログ 鉄扇・読み物、サルベージ
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2008-11-11

鉄扇・読み物、サルベージ

今回は私がアホみたくネット上をあさって見つけた鉄扇関連の記述を「おっ」と思ったものからいくつか紹介しますw
どこぞの先生やらの文だったとかがあるんですがあまり覚えていないもので・・・そのうち出典も添えておくんで^^;

これより下引用


さてお立ち会い!! 鉄扇術については以前も「秘伝」で少し触れましたが、これに使う鉄扇につ
いて少しだけ書くことにしましょう。

 鉄扇は大別すれば普通の扇子のように開閉可能のものと、開閉不可能な扇子型の鉄の棒タイプのものがあり、前者は武道具店などでも見ることが出来ます。後者に関しては、現在ではほとんど新しく作られてはおらず、骨董品を探すしかないのが実情です。鉄扇術の稽古では樫材を削った木扇を使っていますが、本物の鉄扇とはどうしても質量が違います。しかし鉄扇術とは、元々は鉄扇を使うことを前提として技が構成されていたのではないか? という疑問が以前からありました。
剣の技術が本身または同じ質量の物を使うことで、初めて本当の動きが見えてくるものですが、鉄扇も同様ではないのかと考えていたのです。剣は斬ってみて、銃は撃ってみて、初めてその性能がわかるのなら鉄扇もまた然りではないかと。

 ところが、市販されている開閉型の鉄扇は、どうしても要の部分が弱く、打ち物としては実用には耐えられないのです。当然、稽古用にも適しません。そこで鉄棒タイプの鉄扇にどうしてもこだわったのですが、これがなかなか良い物が見つからなかったのです。
 今般、縁あって知己を得た刀匠の先生にお願いして、鉄棒タイプの鉄扇を作って頂きました。完成した鉄扇は長さ一尺、重さ980グラムで、ほぼ本身一本分の玉鋼を使用されたとのことです。早速これを使って鉄扇術の稽古を始めましたが、案の定、これによっていくつもの発見がありました。

 まず一つは、剣術が本身の質量を存分に使うのと同様、鉄扇術も鉄扇の重さを利用して技を掛けるということ。ここは木扇や短棒を使ったのではわからなかった領域でした。短棒術(ヒシギ)の場合は、締めるようにして逆手や急所を攻める使い方が多く、それはそれで優れているのですが、鉄扇の場合、特に鉄扇を以って合気を使う場合は、軽く添えたり引っ掛けたりすることによって崩す方が鉄扇の長所が発揮されることがわかったのでした。

 ここにおける、鉄扇の質量を利用した技術の基本となるのは、要するに合気揚げと合気下げです。具体的には、鉄扇を持つ手をつかんでもらい、鉄扇を相手の手首の外側に軽く添えるようにして合気揚げを行なうのです。この時に鉄扇は手の内に遊びが出来るくらいに軽く持ち(ちょうど生卵を持った感覚)、通常の合気揚げと同様に背筋を伸ばし、上半身の力を充分に抜きます。こうすると、通常の合気揚げの上達にもつながります。

 そして、もう一つは鉄扇をつかまれた状態での合気技法です。これも木扇や短棒よりもずっと合気揚げや合気下げがやりやすく、尚且つ徒手技法の上達につながるのです。ついでながら念のために書いておきますが、合気揚げは「拇指の先端を始点にして掌で縦に上向きに円を描く」とか、合気下げは「小指の先端を視点にして掌で縦に下向きに円を描く」という俗説がありますが、断言してもいいけ
ど、それだけではかかりません。なぜなら、それだと肩から先しか動かないからで、本当に大事なのは体軸の使い方なのです。もっとも、この点は合気の核心であるが故に一番教えたがらない部分であり、師範を名乗っている人でも実際には知らない人の方が多いと見ていいでしょう。「極意とは、おのがまつ毛の如くにて、近くにあれど見つけざりけり(by宮本武蔵)」とはよくも言っ たりで、合気もまた然りなのです。





 鉄扇と言えば、大東流では吉田幸太郎師範が鉄扇術を得意とし、半身不随となった後も手裏剣術と鉄扇術の鍛錬だけは欠かさなかったとのことです。吉田師範が生前に使っていた鉄扇も、やはり鉄棒型のものでした。往時、吉田師範が地方で講習会を行なった時の話ですが、地元の柔道家数人に「大東流がなんぼのものだ。俺たちと勝負しろ」とばかりに挑まれ、吉田師範が腰の鉄扇を抜いて「やる気か!」と怒鳴ったら、あまりの気迫にびっくりして逃げ去ったということです。こういう対応は兵法としては当然で、格闘技としては卑怯ということになるのでしょう。そういえば以前、大気拳の島田師範が「たまには人を脅かす稽古も、武術としては必要だと思う」と語っていたけれども、兵法としては確かにそうかもしれません。閑話休題。
また鉄扇ではないけれども、生前の武田時宗宗家も長さ一尺ほどの鉄の丸棒 を身近に置いて、常時それで鍛錬していたそうで、してみると、合気と鉄扇とは剣術同様、かなり有機的なつながりがあると見るべきでしょう。詳細は研究を重ねているところですが、合気の上達につながるのは確かです。


いやいや、読み応えのある鉄扇文です(何
なんかこう、読んでいると鉄扇への愛情が育ってきます^^

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義鶴

Author:義鶴
鉄扇術・手裏剣術を中心に武術に関しての記事を書いていきます。
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連絡先 tessendou@yahoo.co.jp
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都山流尺八学会   安島瑶山 門下
根岸流手裏剣術   本部早坂道場門人
明府真影流手裏剣術 門人
日暮里誠道館手裏剣術研究会(無流派)会主
群馬県大泉手裏剣術研究会 (無流派)副会主
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鉄扇術を取り扱った貴重な本の一冊ですね。鉄扇術の占める内訳は3割程度と少し物足りませんがその他の技術も鉄扇に応用できるものばかりですし、なにより私が知る限り鉄扇術の技術を記した本は2冊しか存在しないので評価は星4つです。結構オススメです♪
鉄扇術関連書籍
合気道の技を軸とする鉄扇術の技法が載っています。私が稽古している内容に近いものも数多く収録されている非常に貴重な本です。相当昔になりますが、購入時も品不足が激しく正直馬鹿らしい値段を出して買う羽目になりました・・・
オススメ鉄扇関連商品
私義鶴が監修して完成させた稽古用・実用向きの勝扇です!もともと販売用ではなく私自身が自分のために設計し地元の伝統工芸士の方に依頼したものですが、このたび「鉄扇堂」から販売されることになりました! 材質と製作難易度が高いため値段もそれなりにしますが、鉄扇術をやっていて市販の稽古用木製勝扇では満足できないかたのみお試しください^^いわゆる普通の人にとってはやたら高く感じるはずです。私は黒檀の丈夫さと質感に満足していますが^^(ちなみに私が使っている最初の一本はこの値段の3倍くらいとられました・・・ 材料の本黒檀が値段もさることながら一本の勝扇に仕上げるだけの大きさを入手するのが困難らしく、業者としては売る意味がないくらい在庫難だそうです(いわゆる黒檀風の練り物は除く)。興味のある方は是非^^
稽古用高級勝扇
上記の本黒檀の系列で、縞模様の入った縞黒檀製です。材質が1ランク落ちるため若干安くなっています。本黒檀ほどではありませんが材料入手が難しいため在庫は極端に少ないはずです。
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