義鶴の鉄扇ブログ 芹沢鴨と鉄扇③
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2008-11-18

芹沢鴨と鉄扇③

芹沢ら 角屋で酔って乱暴・・・
島原には揚屋(アゲヤ)と置屋(オキヤ)があり、揚屋は太夫・芸妓などを置かず、置屋から太夫・芸妓などを呼んで宴会を催すところ、高級な料亭で、各種接待の場でもあり、文化人や侍、豪商などの集うところでした。 丸山応挙や蕪村など、当時一流の画人の作品なとも残されていて、特に蕪村の「紅白梅図」の大作は重要文化財に指定されています。
 江戸中期の島原には、俳壇が形成されており、中でも角屋6代目・7代目の当主は蕪村・太祇らを師として俳壇の中核として活躍していました。
  幕末には西郷隆盛・久坂玄瑞などの勤王志士たちが軍用金調達のため、時の豪商をここへ招いて会談を行ったいわゆる接待所です。
 鴨居に残された刀傷は有名で、新撰組が斬り込んだ時のものだとされています。
新撰組の芹沢鴨が酔っ払って刀を振り回した時のもの、という説もあります。
角屋における新選組の話で最も有名なものは、酔った芹沢鴨が大暴れした事件である。発端は文久三年六月。水口藩公用方が会津藩公用方に「壬生の浪士は乱暴で、迷惑している」と述べた事に始まる。当然の事ながら、会津藩から芹沢鴨らに苦情が来た。

これに黙っている芹沢ではない。早速、永倉新八、原田左之助、井上源三郎、武田観柳斎に命じて、水口藩の公用方を連れてこさせようとした。

驚いたのは水口藩邸である。公用方を引き渡せば命は無い事ぐらい想像が付く。結局、平謝りに謝って、永倉らに詫び状を書かされて、その場は納まった。

しかし、この詫び状が問題であった。この事が藩公の耳に入れば、公用方の切腹は免れない。詫び状の返却を、二条通りに直心影流道場を開く戸田栄之助を通じて永倉新八に頼み込んできた。永倉としては「自分一人で決める訳にはいかない」として、隊士が全員集まって話し合える場所を提供するように求めた。「返す代わりに宴会を開け」という事である。こうして角屋で水口藩接待の宴会が開かれた。

詫び状は問題なく返却されて、百余名の隊士による大宴会となった。ところが芹沢が悪い病気を出し始める。言わずと知れた、酒乱の気である。そして、とうとう芹沢が暴れ出してしまった。

こうなっては誰も芹沢を止められない。鉄扇を振り回し、瀬戸物、膳碗、見境無しに壊し始めた。恐れをなして、隊士もたちまち逃げ出してしまう。現場に残っていたのは、永倉と土方だけだったという。土方の眼には芹沢が、如何に映ったのであろうか。

芹沢の暴挙は納まらず、廊下に出ては手摺を引き抜き、帳場の酒樽を叩き落とす。流し場に出ては瀬戸物を手当たり次第に叩き壊す。散々、暴れ回った芹沢は「角屋徳右衛門不埒によって」として七日間の謹慎を命ずる始末。更に一暴れした芹沢は、「まことに愉快」と、ようやく引き揚げたという。

この角屋で見せた芹沢の暴挙は、隊士達にとって忘れられない姿であったろう。

またある3名が彼と意見を異にした時、芹沢は3人を並ばせて次々と首を刎ねてしまった。また鹿島神社に参拝した時には常に持っていた愛用の鉄扇で拝殿の大太鼓を叩き破った。これをきっかけに江戸に召喚され査問を受け、党員らの首を刎ねた件に関しても届け出ていなかった為に死罪を申し渡される。

この時、死を覚悟して小指を噛み切ってちり紙に書いたとされる辞世の句が残っているが、清川八郎の献策(浪士隊)で大赦が行われたため出獄できた。

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Author:義鶴
鉄扇術・手裏剣術を中心に武術に関しての記事を書いていきます。
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連絡先 tessendou@yahoo.co.jp
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都山流尺八学会   安島瑶山 門下
根岸流手裏剣術   本部早坂道場門人
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群馬県大泉手裏剣術研究会 (無流派)副会主
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鉄扇術を取り扱った貴重な本の一冊ですね。鉄扇術の占める内訳は3割程度と少し物足りませんがその他の技術も鉄扇に応用できるものばかりですし、なにより私が知る限り鉄扇術の技術を記した本は2冊しか存在しないので評価は星4つです。結構オススメです♪
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私義鶴が監修して完成させた稽古用・実用向きの勝扇です!もともと販売用ではなく私自身が自分のために設計し地元の伝統工芸士の方に依頼したものですが、このたび「鉄扇堂」から販売されることになりました! 材質と製作難易度が高いため値段もそれなりにしますが、鉄扇術をやっていて市販の稽古用木製勝扇では満足できないかたのみお試しください^^いわゆる普通の人にとってはやたら高く感じるはずです。私は黒檀の丈夫さと質感に満足していますが^^(ちなみに私が使っている最初の一本はこの値段の3倍くらいとられました・・・ 材料の本黒檀が値段もさることながら一本の勝扇に仕上げるだけの大きさを入手するのが困難らしく、業者としては売る意味がないくらい在庫難だそうです(いわゆる黒檀風の練り物は除く)。興味のある方は是非^^
稽古用高級勝扇
上記の本黒檀の系列で、縞模様の入った縞黒檀製です。材質が1ランク落ちるため若干安くなっています。本黒檀ほどではありませんが材料入手が難しいため在庫は極端に少ないはずです。
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